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温家宝前首相 臓器狩り問題で周永康と口論

2015年04月25日

【新唐人2015年4月25日】先日、中共の退役軍人、辛子陵(しん しりょう)さんは、かつて温家宝前首相と周永康が法輪功学習者の臓器狩り問題で口論をしたことを明かしました。これについて専門家は、徹底的に真相を明かさなければ、この暴挙に歯止めがかからないと述べています。

 

今年80才の辛子陵さんは、かつて軍事学院出版社の社長などを務め、中国の政治の変革に注目してきました。そして先日、法輪功学習者の臓器狩り問題で温家宝前首相と周永康が口論したことを明かしました。

 

中国「軍事学院出版社」元社長 辛子陵さん

「2011年ごろ、温家宝首相と周永康が法輪功問題で、政治局で口論しました。温首相は言いました。臓器狩りは麻酔も打たない、人間のやることか、未だにこの問題を直視できなければ、人民に何と説明するのかと」

 

中共当局による法輪功学習者への迫害は、1999年に始まりました。そして2000年から2006年までわずか6年間で、中国での臓器移植は6万件に及び、1999年以前の同じ時期と比べて、3倍も増えました。一方、この時期の死刑囚の数はそれほど増えていません。

 

2006年、中共当局は組織的に法輪功学習者から臓器を奪っていると2人の証人が告発し、カナダの独立調査員は中国での現地調査を許可するよう求めました。

 

2007年、温家宝首相の主導で「人体臓器移植条例(草案)」が通過しました。2007年から2009年まで、もともと臓器をふんだんに提供されていた大病院は、臓器が突然減ったと不平をこぼしました。これは死刑囚の臓器だけでは説明がつきません。

 

中国問題専門家 横河さん

「各病院はノルマを達成できないとこぼしました。主たる臓器がその年 突如消えたのです。死刑囚の数は2006〜2007年特に変化はありません」

 

2013年、中共寄りの香港メディア「鳳凰週刊」は突然、法輪功学習者などはおそらく、臓器移植の暴利システムの犠牲になっていると指摘しました。

 

「周永康は我々の政法委員会書記です」

 

そして2015年3月、中共の黄潔夫(こう けつふ)衛生副大臣が香港のフェニックステレビに出演し、中国の臓器移植の乱れた現象は周永康の責任だと述べました。

 

中国「軍事学院出版社」元社長 辛子陵さん

「多くの指導者がこの問題の解決を訴えています。法輪功迫害を江沢民の遺産として、続けてはなりません。これは過ちです」

 

中国問題の専門家は、個人が中共の組織的な犯罪を止めることはできないと述べます。臓器狩りは江沢民の指示だったという証拠が多数、挙がっているものの、この真相を明らかにしなければ、根本的な解決にはならないと指摘しました。

 

中国問題専門家 横河さん

「ここ数年 多くの法輪功学習者がまだ血液検査をされています。つまりこの悪事を真に暴露し、明らかに罰しなければ、阻止するのは難しいのです」

 

アメリカの学者、イーサン・ガットマンさんは、当局のデータに基づき、2000年から2008年までにおよそ6万5000人の法輪功学習者が臓器提供のために殺害されたと推計しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/22/a1192354.html (中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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